縄文杉登山コース

屋久島の定番といえば、ココ!縄文杉コース

屋久島のトレッキングコースとして一番人気のコースです。
所要時間は休憩や歩くスピードにもよりますが約10時間、往復距離は約22kmほどです。世界遺産に登録されている地域を歩くこともでき、縄文杉に到着した時の達成感は何とも言えません。

必要なものリスト

・カッパなどのレインウェア・その他雨対策できるもの(ザックカバーや防水カバーなど)・トレッキングシューズ・ザック(20~30Lぐらいの大きさがおすすめ)・お金(バス代など)・タオル・ティッシュ・携帯トイレ・手袋もしくは軍手・救急セット・お弁当・行動食(カロリー補修などのお菓子)・ビニール袋(ゴミや濡れた衣類を入れるため)・日焼け止め・飲み物(道中2箇所水を汲める場所もあるので、500ml×2本くらいでOK)・トレッキングポール(必要な方のみ)・地図・コンパス・常備薬・折りたたみ傘

服装について

  • 一年中どこかで雨が降るといわれるほど雨の多い屋久島。急な雨に降られることもありますので、登山用レインウェアなどの雨具は必ずご準備ください。また道中は雨宿りができる場所も少ないため、休憩時やお弁当を食べる時のために折りたたみ傘をお勧めする方もいます。
  • 上着以外の服は乾きやすい素材がおすすめ(肌を守る為に夏でも長袖・長ズボンがよいです)
  • 防寒着(夏でも薄手のフリースなどがあるとよいです)
  • 靴下(厚手のものがよい、濡れた場合などの替え)
  • 帽子(日焼けや怪我対策)

※12月~2月は積雪もあるので雪山歩きの装備も必要になります。
※登山用品についてはレンタルできるところもあります。(要予約)

トレッキング案内マップ

トレッキング案内マップ

携帯トイレについて

携帯トイレ

携帯トイレはエコホテル ソラでも販売しております。
ご使用後は、荒川登山口に携帯トイレ回収箱がありますのでご利用ください。

荒川登山口までのご案内

縄文杉への出発地である荒川登山口へは、3月1日〜11月30日までの期間は、観光バスとタクシーを除き一般車両の乗り入れは終日制限されています。そのため「屋久杉自然館」前から荒川登山バスをご利用ください。
詳細はアクセスページをご確認ください。

登山口までのアクセス方法

前日までの準備

  • 早朝弁当の予約
  • 登山バスチケットの購入
  • タクシー予約(必要な方のみ)

4:00 START!

出発の準備をしましょう。

縄文杉へ向かう朝は早いです。フロントは4時からスタッフが常駐しておりますので、朝の準備を整えてから、

  • 連泊される方はお部屋に荷物をそのままに
  • チェックアウトされる方は鍵を返却。
    ※荷物の預かりサービスも有り。

から、ホテル徒歩1分の「中央」バス停に向かいます。
そして、忘れてはいけないのが前日予約をしておいた朝食・昼食用のお弁当の受け取り。
朝食弁当は屋久杉自然館のバス待ち時間か、荒川登山口で食される方が多いですよ。

※ガイドをお願いする方は弁当の手配やホテルまでのお迎えがあります。

ソラで注文できる早朝弁当

5:15~

エコホテルソラから屋久杉自然館まで路線バスでいけます
屋久杉自然館の駐車場
屋久杉自然館の駐車場

「屋久杉自然館」へGO!!

縄文杉トレッキングの出発地である「荒川登山口」に向かうためには「屋久杉自然館」から出発するシャトルバスに乗る必要があります。
屋久杉自然館へは以下の3つの方法でアクセスできます。

  1. 路線バスの場合
    ホテルすぐそばの「中央」バス停から路線バスに乗ります。
    ・屋久島交通
    ・まつばんだ交通バス
    の2つの路線バスがありますが、共に270円の料金で屋久杉自然館へ行けます。
    バスの時刻表は観光協会公式サイトでご確認ください
    ※中央バス停が記載されていませんが、合庁前と船行の間が中央になります。
  2. レンタカーの場合
    屋久杉自然館に直接レンタカーで向かう。
    登山に不要な荷物を置いておけるので便利。駐車代無料の駐車場があります。ただシーズンは少し早めに行かないとかなり混雑します。
  3. ガイドさんにお願いする場合
    ガイドさんがお迎えにきてくれます。

なおタクシーをチャーターする場合は、シャトルバスに乗らず、直接「荒川登山口」に送迎してもらえます。
要事前予約で費用は約6,000円。ただし、混雑期はバスの時刻よりも早く行動したい方に人気があるため、早めに予約をしないと難しいです。

5:40~

屋久杉自然館をシャトルバスで出発!

屋久杉自然館から荒川登山口に向けてシャトルバスが運行しています。バス料金は往復で大人1,380円。チケットは現地で購入できます。

連休などはかなり混み合いますが、臨時便も出ますので乗れないということはありません。
ここで朝食弁当を食べる方も多いですが、荒川登山口まではクネクネ山道ですので車酔いしやすい方は荒川登山口まで待ちましょう。

シャトルバスの時刻表、料金詳細は屋久島山岳部車両運行対策協議会ホームページを御覧ください。

屋久杉自然館でバスを待っている様子

6:30~

荒川登山口に到着〜いよいよ縄文杉に向けて出発!

荒川登山口が縄文杉への約往復10時間の長い旅のはじまりです。
旅装を整えて、準備運動をして歩きに備えます。ここで朝食を取る方も多いです。

ちなみにここから約3時間の大株歩道入口まではトイレがありませんのでここで済ませておきましょう。

縄文杉の出発地 荒川登山口

6:40~

長く続くトロッコ道

荒川登山口から大株歩道入口まで約8kmのトロッコ道が続きます。
岩のトンネル、大岩のゴロゴロする渓谷に掛かる陸橋、遠くに見える峰々などなど、冒険を感じさせるシーンの連続に皆さん、きっとワクワクするはず。

縄文杉トレッキングの醍醐味は、実はこのトロッコ道にあるといっても過言ではないでしょう。
ゆるやかな登り坂なので無理せず適時休憩を取りながら、自分のペースで進み、後ろから人がきたら譲りましょう。

また日本で唯一現役で稼働している森林鉄道ですので、気動車が来たら道を譲りましょう。
途中、荒川登山口から40分ほどのところに、小杉谷集落跡地の休憩所があり、水場もあります。

トロッコ道

9:40~

大株歩道入口に到着!
ここから縄文杉目指して登ります

長く続いたトロッコ道が終わり、いよいよここから約2時間の登山となります。大株歩道入口が最後のトイレですので、ここでしっかりと休憩と補給を取ることをおすすめいたします。

途中にはウィルソン株、大王杉、夫婦杉などのインスタスポットもありますのでカメラのご用意を忘れないように。
木道の整備が進んでいますので歩きやすくなっていますが、険しい岩場もありますので自分のペースで注意して進みましょう。
特に雨の日は滑りやすいですので要注意。

また大株歩道は登山道が細く、人ひとり通るのがやっとです。
さまざまなペースの登山者が登る上に、下山をされる登山者もいますので、シーズンには渋滞が起きることも。登山はすれ違いは「登り優先」ですが、譲り合いの精神で進みましょう。

なおここを午前10時までに出発することが当日中に帰るためのルールです。

休憩の様子

10:30~

ウィルソン株に到着!

急坂を乗り越えるとそこには最高のインスタスポットが待っています。屋久島ハートで有名なウィルソン株です。

諸説では、豊臣秀吉が大阪城を建てるために切らせたと言われている大きな屋久杉の切り株です。

この中から上を見上げた時に、切り株の穴の形がハート型に見えることから撮影スポットとしても大変人気の場所です。
大人が10人以上入れる広々とした切り株の中で、ハートが撮影できる場所をうまく探してくださいね。

シーズンはここでも行列が起きていますので、混雑を避けたい方はここで少し休憩してから、下山時に立ち寄るのもありですよ。

ウィルソン株

11:40~

GOAAAAAL!!縄文杉に到着!

遂に縄文杉到着です。
推定樹齢約3千年以上とも言われ幹周16.1m、樹高30mの圧倒的な存在感と迫力を間近でご堪能ください。

2017年に新しい展望デッキが整備され、南北2つのデッキから趣の違う縄文杉を見られるようになっています。
語りかけるもよし、記念撮影をするもよし、最高の時間を満喫してくださいね。

展望デッキでは食事ができませんので、いったん来た道を下山して休憩デッキでお弁当をいただきます。そして、荒川登山口までの帰り道を安全に帰りましょう。荒川登山口に到着したら、屋久杉自然館までシャトルバスで戻ります。

縄文杉

18:00~

ホテル到着

屋久杉自然館からエコホテルソラに帰宿したら、宿泊者は特別料金で利用できる屋久島グリーンホテルの大浴場でゆっくりとトレッキングの疲れを癒してください。

グリーンホテルの入口近くには靴洗い場もあります。

屋久島グリーンホテルの大浴場
GOAL